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東京都文京区本郷7-3-1

6月4(土曜日)、今週はオンライン講義です。

■1限は橋本英樹先生(東京大学大学院医学系研究科 教授)による『医療制度のOverview Lecture』です。医療法改正の変遷をもとに、医療制度や医療政策の決定プロセスの変化を理解しました。今後、さらに「医療制度」分野の授業で深く学んでいきます。

<履修生の感想より>

 保険診療の公定価格が決まっている外部環境のもと、医療政策の流れ、未来の推測をもとに、攻めの経営をすることが、持続的な事業運営に大切だと理解できました。

 この分野についてはこれまで書籍やwebの情報で多少見聞きした程度できちんと学習する機会はなく、また専門家の方からお話をお聞きする機会もほとんどありませんでした。したがって大変新鮮でもあり、今後、自学自習によって頭の整理が必要だと感じているところです。講義の中で橋本先生がおっしゃっていたように、これまでの経緯や変遷を学ぶ意味は、過去がどうだったかを知るだけではなく、今後の外部環境として医療政策がどのようになっていくことになるのかを先読みできるようになることで、攻めの病院経営につなげていくことであるとということなのだと理解したところです。


■2限は橋本英樹先生による『戦略論のOverview Lecture戦略論総論』です。戦略立案のステップと基本フレームを理解しました。今後、さらに「戦略」分野の授業で深く学んでいきます。

<履修生の感想より>

・病院内で、自らの立ち位置、事業ドメインを決めて、皆が腹落ちした戦略、戦術作りが必要と感じました。
・Porterの5 forces(中心に自らが位置していること)を学び、受講前後で顧客第一主義への理解が変わりました。また、事業ドメインにより競争相手が変えらること、競争相手がいなくなることもあることに十分納得できました。

・外部要因の変革動向を傍観して時代の潮流に乗るのではなく、事業ドメインの再定義により、 どのプレイヤーと共創して新たな価値を生み出していくのかを再考すべきと新たに認識。 「この指止まれ」も、事業ドメインが定義されていない限りは、単なる掛け声で終わってしまう・・・事業戦略の本質は、議論を重ねて辿り着いた事業ドメインに帰属する、との理解。 この深い洞察に辿り着けた(認識できた)のは、本プログラムの体系だったカリキュラム(講座配置や講師) によるものと感謝。前段の講義があったればこそ、本講義の理解が深まったものと感じております。 今回のケース(スニッカーズ)の重要さを無意識領域で感じることができたためか、電車内の中吊り広告などに 目がいき、「この事業会社のドメインは?表面でなく本質にあるものは?」と考えている自分がいました(笑)


■3限は高山智子先生(国立がんセンターがん対策研究所 部長)による『医師患者コミ ュニケーション』です。 がん対策推進基本法や同基本計画に基づく、患者への情報提供のあり方や病院の役割 などについて学びました。

3限: 医師患者コミ ュニケーション ( 高山智子先生 )

Post Author: プログラム事務局