5月に開講した当プログラムも夏休みを経て、後期の講座がスタートしました。
COVID-19の感染拡大が進み、当プログラムも対面での講義を実施できず、オンラインでの講義が続いておりますが、講師の先生方のご協力を得て、対面と変わらない最上の講義を提供しております。
また、医療従事者である履修生も、時には職場の要請により途中退席することもありますが、休むことなく講義に参加され、その努力と高い志に感服いたします。
さて、後期の内容は前期に比べてケース・演習を多く計画しております。講義同様、腑に落ちる部分やたくさんの気付きを得ることと思います。履修生の皆さん、楽しみにしていてください。
8/14の講義は、リーダーシップ、組織論分野から後藤隆久先生(横浜市立大学附属病院 病院長)、戦略分野から荒井康夫先生(北里大学病院 特別専門職)にご登壇いただきました。
後藤先生の講義では、組織のコントロールに必要な概念を学び、病院における意思決定とガバナンスについて議論し理解を深めました。
【受講生の感想】
・ケースメソッドによる討議で、タイミング良く、的外れにならず、出来れば議論がさらに発展するよう発言するために、何が足りなかったのか考えさせられました。
・現在、当院が悩んでいることを議論しているような感じで、大変参考になりました。
・実際に院長として運営されていた中で経験されたエピソードを交えながら、色々な視点から学びがありました。
※後藤先生には、まもなく開始される短時間コースのうち、短科目履修 科目2.人材『 人材確保、リテンションなど病院のホンネを病院長が語る 』にもご登壇いただいております。ぜひ、受講をご検討いただけたら幸いです。
荒井先生の講義では、DPCから見える医療の質について理解し、DPCデータの構造と基本的分析手法、及び、医療の質改善活動の事例を用いて学びました。
【受講生の感想】
・DPCに追われるものでなく、DPCをどう使うのか、ツールとしてどう利用するのかが理解できてよかったです。
・DPCデータに対する解釈の仕方が大きく変わった講義となりました。
・自施設の不足している部分がはっきりとわかりました.DPCデータを用いる前に,自施設への「愛(帰属意識)」が必要だと感じました.